
ササラ(側桁)のサビ穴・板厚減とは
鉄骨階段は、段板(踏み板)と、その両側で段板を支えるササラ桁(側桁・ストリンガー)で構成されます。ササラ桁は雨がかり・結露でサビが進みやすく、次のような劣化が出ます。
- サビ穴(孔食):塗膜が切れた部分から腐食が進み、桁に穴が空く。
- 板厚減(減肉):表面のサビが層状に進み、鉄の断面が痩せて強度が落ちる。
- 溶接部・取り合いのサビ:段板とササラの接合部や、柱・梁との取り合いで腐食が集中する。
ササラ桁は階段全体の強度を受け持つ部材のため、見た目より安全性に直結する部位です。
鉄骨階段・鉄部の施工実績(丸巧)




劣化サインの見分け方
ケレン・補修塗装で延命できる状態(軽度)
- 表面のサビ・塗膜の膨れはあるが、穴は空いておらず断面は健全
- 叩くと詰まった金属音がし、厚みが残っている
- 段板のぐらつき・たわみはない
溶接・当て板の補修を考えたい状態(中度)
- ササラ桁に小さなサビ穴や、局所的な減肉がある
- 溶接部・取り合いにサビが集中し、塗膜が広く切れている
- 段板の一部にたわみ・きしみが出はじめている
桁・段板の交換や架け替えが必要な状態(重度)
- ササラ桁に広いサビ穴・大きな板厚減があり、断面が痩せている
- 叩くと軽く響く・触れると崩れるほど腐食が進んでいる
- 段板がぐらつき、上り下りで不安がある
なぜ起きる?放置するとどうなる
主な原因
- 雨がかり・結露による塗膜の劣化と、そこからの腐食の進行
- 段板とササラの取り合い・溶接部に水がたまりやすい形状
- 塗り替え周期を過ぎたまま放置し、下地の鉄まで腐食が進む
放置したときのリスク
ササラ桁は階段の強度を支える部材のため、サビ穴・板厚減を放置すると段板のぐらつき・脱落、最悪の場合は階段の崩落につながります。共用階段は入居者・来訪者が毎日使う避難経路でもあり、事故は所有者・管理者の責任が問われるリスクがあります。サビが軽いうちにケレン・補修塗装で止めるほど、工事は小さく安く済みます。
直す?替える?補修と架け替えの判断
| 状態 | おすすめの対処 | 理由 |
|---|---|---|
| 軽度(表面サビ・穴なし) | ケレン+サビ止め・仕上げ塗装 | 断面が健全なら塗装で延命できる |
| 中度(小さなサビ穴・減肉) | 当て板・溶接補修+塗装 | 断面を補ってから塗ると再発を抑えられる |
| 重度(広い腐食・強度不足) | 桁・段板の交換/階段の架け替え | 強度が戻らないため部材交換が必要 |
補修と架け替えのどちらが得かの判断は、外階段(鉄骨)の補修 vs 架け替えの判断と費用のページもあわせてご覧ください。
費用の考え方(段階別)
| 段階 | 主な工事内容 | 費用が動く要素 |
|---|---|---|
| 軽度 | ケレン+サビ止め・仕上げ塗装 | 面積・下地の傷み・段数 |
| 中度 | 当て板・溶接補修+塗装 | 補修箇所数・鋼材・仮設の有無 |
| 重度 | 桁・段板の交換/架け替え | 交換範囲・階段の規模・仮設・安全対策 |
費用相場や優先順位の考え方は、共用部修繕の費用・優先順位・判断のページで詳しくまとめています。
工期の目安
ケレン・補修塗装であれば、規模と天候にもよりますが比較的短い期間で対応できます。当て板・溶接補修や桁・段板の交換を伴う場合は、鋼材の手配・溶接・塗装の乾燥養生が必要になるため、範囲に応じて日数が変わります。共用階段は避難経路のため、通行を確保しながら片側ずつ進めるなど段取りを工夫します。
放置する前に確認したいこと
- ササラ桁や段板の裏に、サビ穴・大きなサビの膨れがないか
- 叩いたときに、薄く軽い音がする部分がないか
- 上り下りで段板がぐらつく・きしむ段がないか
丸巧で対応できる鉄骨階段の補修
- ササラ桁・段板のケレン、サビ止め・仕上げ塗装
- サビ穴・減肉部の当て板・溶接補修
- 桁・段板の交換、鉄骨階段の架け替えの検討
丸巧は創業22年・施工8,500件以上、東京都足立区を拠点に鉄骨階段・鉄部の補修に対応しています。「桁に穴が空いてきた」「段板がぐらつく」といったご相談も、写真1枚でお気軽にお問い合わせください。
関連ページ
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- 外階段のサビ止め塗装の時期・工程・費用
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よくある質問
Q. ササラ桁に小さな穴が空いています。塗装だけで直りますか?
穴が空いている場合は、塗装だけでは強度が戻りません。当て板や溶接で断面を補ってから、サビ止め・仕上げ塗装を行うのが基本です。範囲が広い場合は桁・段板の交換を検討します。まず現地で断面の状態を確認します。
Q. 補修と架け替えはどちらが得ですか?
腐食の範囲と残っている断面(強度)で変わります。局所的なら当て板・溶接補修が経済的ですが、全体に板厚減が進んでいる場合は架け替えのほうが結果的に安く安全なこともあります。現地調査で見極めてご提案します。
Q. 費用はどのくらいですか?
腐食の範囲・補修方法(塗装/溶接/交換)・階段の規模・仮設や安全対策の要否で変わります。無料の現地調査で状態を確認し、費用の目安とあわせてご提案します。過剰な工事はしません。
Q. 入居中でも工事できますか?
共用階段は避難経路のため、通行を確保しながら片側ずつ進めるなど、入居者様に配慮して進めます。工程や通行方法は事前にご説明します。
Q. 対応エリアはどこまでですか?
東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県を中心に対応しています。お気軽にお問い合わせください。
鉄骨階段のサビ穴・ぐらつきは、崩落の前にケレン・補修から
賃貸オーナー様・管理会社様のご相談歓迎。まず無料の現地調査で断面の状態を確認し、費用の目安とあわせてご提案します。過剰工事はしません。
