
共用部シーリング(コーキング)打ち替えの施工事例
共用部(外壁の目地・サッシまわり)のシーリング(コーキング)は、10年前後で肉やせ・ひび割れ・剥離が進み、そこから雨水が浸入します。傷みが軽ければ「打ち増し」、進んでいれば「打ち替え」。写真1枚から、今どちらが必要かの目安を無料でお伝えします。厚み・剥離・下地の状態は現地で確認して判断します。
共用部シーリングの劣化の見分け方
打ち替えが必要なサイン
- 表面にひび割れ(クラック)が入っている
- 肉やせ(やせ細り)で目地に段差・隙間ができている
- 目地から剥離して口が開いている(口開き)
- 触っても硬く、弾力(ゴム感)がない
- サッシまわり・目地から雨染みが出ている
打ち増しで様子を見られるサイン
- ひび割れや剥離はなく、表面がわずかにやせている程度
- 築8〜12年目安で、まだ弾力が残っている
劣化する原因と放置リスク
主な原因
- 紫外線・雨・気温差による経年劣化(可塑剤の抜け)
- 建物の揺れ・伸縮でシーリングが追従できず切れる
- 施工から10年以上経過し、寿命を迎えている
放置するとどうなるか
- 隙間から雨水が浸入し、外壁内部・室内へ漏水
- タイルやモルタルの浮き・剥落、鉄部のサビを誘発
- 入居者クレーム・退去につながる
打ち増しと打ち替えの判断
| 状態の目安 | 推奨 | 内容 |
|---|---|---|
| 軽微な肉やせ・表面の浅い劣化のみ(剥離・口開きなし/築8〜12年目安) | 打ち増し | 既存の上から充填。費用を抑えやすい |
| ひび割れ・剥離・弾力なし・広範囲(築12年以上) | 打ち替え | 既存を撤去し新規充填。長持ちする |
| サッシ廻り・目地から雨染み | 打ち替え+原因調査 | 漏水の入口。放置で室内被害 |
費用の考え方
シーリングは施工する長さ(m)・箇所数・劣化程度に加え、足場の要否で費用が大きく変わります。共用部修繕全体の費用の考え方・優先順位の付け方は、共用部修繕の費用・優先順位の判断ページで整理しています。写真1枚から概算をお伝えし、正式なお見積りは現地で延長を実測したうえで作成します。
シーリングの数量と単価の考え方(メーター単価とは)
上の「費用の考え方」で挙げた要素のうち、数量がどう計上されているかは、見積書を比べるときの土台になります。
- シーリングは長さ(m)で数えます:面積ではなく、目地やサッシまわりの延長で計上します。「メーター単価」「m単価」と呼ばれるのはこのためです
- 同じ1mでも中身が違います:目地の幅と深さで使う材料の量が変わります。幅の広い目地と細い目地が、同じ単価で並んでいないかを確認します
- 打ち替えと打ち増しで単価が変わります:打ち替えには既存シーリングの撤去と処分が入ります。撤去が単価に含まれているのか、別項目なのかを確認します
- サッシまわり・目地・換気フードまわりは分けて数えます:作業のしやすさが違うため、まとめて一本の数量にすると比較できません
- 足場が別か込みか:外壁塗装や防水と同時に行えば、足場をまとめられることがあります
⛔このページに金額は掲載していません。目地の幅・深さ・延長・材料・足場の条件で変わるためです。丸巧は現地で延長を実測し、内訳の分かるお見積りをお出しします(調査・お見積りは無料)。
見積書で確認する項目 ── 「シーリング工事一式」では比べられません
複数社のお見積りをそろえるときは、次の項目が書かれているかをご確認ください。金額の大小より先に、同じ条件になっているかを見るためです。
- 打ち替えか打ち増しか:どちらで見積もっているかが書かれているか。ここが違うと金額は当然変わります
- 数量(m)と、どこを測ったか:目地・サッシまわり・換気フードまわりなど、部位ごとの延長が分かるか
- 使用するシーリング材の種類:後述のとおり、下地と仕上げによって使える材料が変わります。材料名が書かれているか
- 既存シーリングの撤去と処分:打ち替えなのに撤去の記載がない場合は、実質「打ち増し」の可能性があります
- プライマーと養生:省くと早期に剥離します。工程として書かれているか
- 保証の有無と年数:材料の保証か、施工の保証かも含めて確認します
⚠「シーリング工事一式」とだけ書かれた見積書は、比較の対象になりません。数量と工法が分からないためです。
外壁の種類で変わるシーリング(ALC・サイディング・タイル・打ち放しコンクリート)
共用部の外壁は建物によって異なります。外壁材によって、シーリングが入る場所も、選ぶ材料も変わります。
- ALCパネル:パネルの継ぎ目が多く、目地の総延長が長くなりやすい外壁材です。塗装仕上げの建物が多いため、上から塗装する場合は塗料がのる材料を選びます
- サイディング:ボードの継ぎ目とサッシまわりに入ります。目地の数が多く、劣化も見つけやすい部位です
- タイル:伸縮目地とサッシまわりが対象です。⚠タイルの浮きが同時に出ている場合は、シーリングだけでは止まりません。外壁タイルの浮き・剥落の補修もあわせてご確認ください
- 打ち放しコンクリート・RC造:ひび割れの補修とあわせて判断します。外壁のひび割れ(クラック)の補修と再塗装をご覧ください
⚠シーリングの上から塗装する場合は、塗料がのる材料を選ぶ必要があります。材料の選び方は下地と仕上げの組み合わせで決まるため、現地で確認したうえでご提案します。
シーリング工事の業者を選ぶときに確認すること
共用部のシーリングは、やり直しが効きにくい工事です。撤去して充填したあとで手戻りが起きると、入居者様への影響も大きくなります。
- 数量を実測しているか:図面だけで数量を出していないか。目地の延長は現地で測るのが基本です
- 打ち替えと打ち増しの判断根拠を説明できるか:「全部打ち替え」も「全部打ち増し」も、状態を見ずに決められるものではありません
- 入居者様への案内ができるか:養生と乾燥の間、窓が開けられない時間帯が出ます。掲示や工程の説明までできるか
- 他の工事とまとめられるか:足場をかけるなら、外壁塗装・鉄部塗装・防水と同時に行うほうが総額を抑えやすくなります
- 施工後の記録を残すか:どこを何m打ち替えたのかが記録に残れば、次回の修繕計画に使えます
丸巧は賃貸オーナー様・管理会社様の共用部修繕を主力にしています。アパート・マンション修繕(共用部・大規模修繕)とあわせてご相談ください。
工期の目安
- 部分的な打ち替え:1〜数日
- 外壁の目地・サッシ廻りをまとめて施工:足場設置を含め数日〜(乾燥・養生時間が必要)
共用部修繕なら丸巧。創業22年・施工8,500件以上、一都三県で賃貸オーナー・管理会社の共用部修繕に対応しています。
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よくある質問
シーリングの「打ち替え」と「打ち増し」は何が違いますか?
打ち増しは既存のシーリングを残して上から充填する方法で、劣化が軽い段階に向きます。打ち替えは既存を撤去して新しいシーリング材を充填する方法で、ひび割れや剥離が進んだ場合に必要です。
共用部のシーリングは何年で打ち替えが必要ですか?
一般的に10年前後で肉やせやひび割れが出はじめます。築8〜12年を目安に点検し、剥離や弾力の低下が見られたら打ち替えを検討します。使用材料や日当たりで前後します。
傷んでいる箇所だけ部分的に直せますか?
部分的な打ち替えも可能です。ただしサッシ廻りや目地から雨染みが出ている場合は、原因調査とあわせて範囲を判断します。まずは写真で状態を確認します。
シーリングの劣化を放置するとどうなりますか?
隙間から雨水が浸入し、外壁内部や室内への漏水、タイルやモルタルの浮き・剥落、鉄部のサビにつながります。早めの打ち替えが結果的に費用を抑えます。
費用はどのくらいかかりますか?
施工する長さ(m)・箇所数・劣化程度・足場の要否で変わります。共用部修繕全体の費用の考え方は費用ピラーのページで整理しています。写真1枚から概算をお伝えし、正式なお見積りは現地で延長を実測したうえで作成します。

